たかし君の父さんが、ヘビを追いはらってくれたけど、マー君たちはもういなかった。
ボクの父さん、母さん、ヘビには勝てないし、キュキュとないていたよ。しばらくして母さんが、チュチュと巣を見た後、パタパタと、ボクたちがいる窓の近くに飛んできた。
 
たかし君は窓を開けて、
「ここにいるよ」
と、手をさしのべてボクを見せた。
母さんはうれしそうに見た。父さんも喜んでパタパタと飛びまわり、電線にとまってボクたちの方を見た。