次の月曜日、今日は学校やお仕事。おじいさんたちも用事でだれもいません。
シュウ君は、何度もスズメを追いはらったよ。だけど----。夕方、げん関に子ツバメがニ羽落ちていました。
夜、たかし君とお姉さんが、
「かわいそうだね」
と言って、お墓を作っています。
 
「ウ----ン、ウ----ン」
みんなで子ツバメを守る方法を考えています。
「ウ----ン」
「そうだ!!」
 
よく朝、お姉さんが門灯の横に、お米を一にぎり置きました。
夕方、たかし君とお姉さん、門灯の前でうれしそうにお話ししています。
成功!お米は半分にへっています。
それからスズメの悪さはなくなりました。
 
シュウ君一家が電線に止まり、チュチュチュ、
「ありがとう」
と、お礼を言っています。