ガラス越しの恋

私は人にも他人にも結構厳しいの。

だから今は答えを言わないよ。


「答えが欲しいなら頑張って。本気なとこ見せて」

嘘じゃないって信じさせて

「分かった。見ていてくれ」


うん。と頷くと光臣くんはホッとした様に笑った。


帰り道、光臣くんが不意に髪に触れた。


「クリスマスプレゼントだ」

髪に触ると、さっきまでなかった感触が付いていた。


鏡を取り出して見ると、銀の羽根と青い宝石のついた髪飾りがついていた。