ガラス越しの恋

「オレが何を言ったか分かんねぇか?」

「私と暮らす家を作る?」

「そうだ。んで、ガキも沢山作る」

「セクハラ!」

今度はビンタを光臣くんにお見舞いした。

「ってぇーなっ!すぐに手を出すな。結婚して、ジジィとババァになるまで一緒にいろって言ってんだよ」

「回りくどい」

「演出が必要だろ」

光臣くんの顔が真っ赤。何か可愛いと思えた。

「答えは?」

「合格したらあげる」