ガラス越しの恋

「花蓮?」


「光臣くんと千春先輩はみんなお似合いだって知ってる」

「おい、花蓮」

「今度は間違わないでね」

頑張ってと言おうとしたら
「何言ってんだ!テメェはっ」

肩を掴まれて壁に叩き付けられた。

「オレの話し聞いてたか!オレはお前に惚れてるって言っただろうが」


私が怒鳴られる意味がわからない。

「いつまで?」

「あ?」

「期間限定ならいらない」

半年、一年しか続かないなら、いつか無くなってしまうならいらない。