ガラス越しの恋

高耶くんは曖昧な態度しかとれない私をせかすでも
なく会いに来てくれている。


今日も美術室にいた所に来てくれた。


でも光臣くんも来て、突然キスされた。


「何?」

小さな声しかでなかった。

「クリスマスイブはごめん。何の連絡もしないで」


「高耶くんに聞いた。千春先輩と一緒にいたんでしょ」

「あぁ」


理由なんて知りたくないから聞かない。


「オレはようやく気づいたんだ。オレがどれだけお前に惚れてるかを」