聞き覚えのある声がしたと同時に、体を強く押された。 目の前には、柵もなにもない。 悲鳴をあげる間もなく、ものすごい速さで屋上から落ちていく。 地面に倒れている、目黒美月の空虚な目と目が合った瞬間– –黒川菜美は、この世を去った。