嘘つき天体 ―ブラックホール・ランデブー―

「陽葵にね、『星花がウザいから、ラインで星花の悪口言い合お?』って言われたの……。ごめん上戸さん、私、こんなこといけないって分かってたのに、陽葵が怖くて……本当にごめんなさいっ!!」

腰をきっちり、90度に折って謝る。

そして腰を戻すと、わざとらしく– –というかわざとなんだけど– –泣きそうになっているふりで鼻をすすっ
た。

「美月ちゃん、泣かないで……?」

沈んだ顔の菜美が、私の背中をそっとさすってくれる。

私は、「菜美ありがとう……」と、暗い声を意識して返事をした。

そして、上戸さんと陽葵をチラリと見る。