「もうっ、目黒さんってば勝手に勘違いしないでよ〜! 菜美を悪者にしないでっ?」
グーの形にした両手を前にして、リスみたいにぷくっと頬を膨らませた黒川さん。
ん?
んんん?
勘違い……?
「昨日の理科室の時点では目黒さん、菜美の誘いに対して『100%乗り気!』ってわけじゃなかったでしょぉ〜? だから、陽葵ちゃんは罰が必要な悪い子ってことを証明したのっ」
「え……」
「目黒さん今日、日直じゃんっ? ソレを利用して、目黒さんがここらへんに来るちょっと前に陽葵ちゃんを連れてきたの。それでわざと美月ちゃんを悪く言わせたんだぁ。菜美、天才じゃなーーい!?」
1人でキャッキャとはしゃぐ黒川さん。
え、えーっと……ってことは……ホントに100%、私の勘違いじゃんっ!!
「ご、ごめん黒川さん!! 黒川さんの言うとおり私、勝手に裏切られたと勘違いして悪者にしてた……」
「アハハッ、謝らないでいいよ、目黒さーん。じゃあ、誤解も解けたところで本題にうつろっか!!」
「……えっ?」
本題……?



