陽葵が『代わりに出して』と言ってきたプリントは、今日の完全下校時刻までが締め切り。
ただ単に理科室へ行き、生徒たちがプリントを入れる〝提出箱〟にそれを入れればいいだけだと思うが、それを言えないのが、私– –目黒美月(メグロ ミヅキ)だ。
「……いいよ。私が代わりに出す」
「わー、ありがと、美月!じゃあ、また明日ね!」
陽葵はプリントを押しつけるように渡すと、上戸さんと楽しそうにおしゃべりしながら教室を出て行った。
私は少し、プリントを握りしめながら突っ立っていたけど– –陽葵と上戸さんの声が聞こえなくなると、だれもいない教室から出て行った。
ただ単に理科室へ行き、生徒たちがプリントを入れる〝提出箱〟にそれを入れればいいだけだと思うが、それを言えないのが、私– –目黒美月(メグロ ミヅキ)だ。
「……いいよ。私が代わりに出す」
「わー、ありがと、美月!じゃあ、また明日ね!」
陽葵はプリントを押しつけるように渡すと、上戸さんと楽しそうにおしゃべりしながら教室を出て行った。
私は少し、プリントを握りしめながら突っ立っていたけど– –陽葵と上戸さんの声が聞こえなくなると、だれもいない教室から出て行った。



