両思いでしたがタイムトリップして、敵国の王子と王女になりました!?

「王女!次はダンスのレッスンの時間ですよ!」
「ミア王女、食事のマナーがなっていませんわ」
「王女、今後の世界情勢についてお考えを述べてください」

 なーんて、皆は好き勝手に言ってる。

 だけどね。

「王女、隣国の王子からお手紙が届いています。お返事を書いてください」
「なんて下手くそな字……いえ、王女の堂々としたお振舞が、字にも表れてますね」
「ミア王女! 今日からミッチリ、読み書きのレッスンが始まりますから!」

 私の書く字が下手? そんなこと分かってる。

 だって、私は――


「ミア王女!」


 王女じゃなくて、正真正銘の子供。
 いくら見た目が大人で、二十歳でも、
 その中身は――

「王女、まるで子供のようなペンの持ち方をされますね」
「仕方ないじゃん!だって私、子供だもん!」

「……へ?」
「い、いえ……。何でもありませんわ、オホホ」


 十歳の、小学四年生なんだからー!!