ブラックダイヤモンド




「それはそれは。


んで、どうすんの?」


その日の夜。


深夜の公園で、親友と作戦会議。

パンツが見えそうなほど、短いスカートの足を組んで覗き込む親友。




そんな美少女マルを、アタシは叩く。




「いでぇ!!」



「なに関心してんの!!」



「裏切られたのにって言いたいわけ?



でも、ホテル代出してもらってるわけでしょ?」




「それは……そうだけど!!



だけど、その前に未成年を襲うなんてありえないでしょ!!


駿河のことなんか、アタシ、大嫌い!!」




「まぁ、好きになってたもんな……」




「え?」




「んんや。


なんでもない。


んで、肝心の対策はどうすんの?」



「そりゃー、勿論。



通報一択!!」




「でも、お父さんのこと突っ込まれるかもね」




痛いところついてこないでよ……。




「それに、駿河がやったって証拠あるの?」




「……ありません」




「なら、どんなに襲われたって言っても懲戒処分ぐらいでしょ?



処罰的なのは……無理なんじゃない?」




憎いのに……処罰はなしってわけ!?




「それに、うちの高校はヤンキー高校だからね……生徒側に味方してくれるかって話」



「あぁ……頭痛い。


帰りたい」




「いっそさ………こうなったらーーー」




「こうなったら?」




「付き合って、復讐しちゃえばいいんじゃね?」




「復讐ってーーーえ!?



あの駿河と!?」




「だって、それしか方法なくない?



駿河を痛めつける方法」




マルは、コーヒーを飲みながら、不気味に笑う。




「駿河と付き合ってーーー駿河の前で浮気でもしてやればいいんだよ。



そしたら、痛めつけられたりできたりするんじゃない?」




一瞬、いいのかもだなんて、思ったアタシは愚かだった。


「でも、浮気する相手は駿河先生よりももっとイケメンじゃないと、意味ないけど」




「何なのよ、それ!?」