「私はロゼリア・シーラ・エルディア。エルディア王国の第一王女よ」
「お、王女……?」
「そう。そして、あなたに頼みたいことがあるの」
ロゼリアと名乗った少女は、私の顔をのぞき込むようにして、人が悪そうな顔つきで唇をつり上げた。
「一日だけ――私と入れ替わりなさい」
「入れ替わるって……そんな、無理だよ! 絶対に無理!」
私は首をぶんぶんと横に振った。
いきなり鏡から飛び出してきた、自称王女さまと入れ替わる?
ドッキリだとしてもタチが悪すぎる。
けれど、ロゼリアはあきらめなかった。
彼女は私の手首をガシッと掴むと、必死な形相で訴えてくる。
「お願い! どうしても今日だけ、王宮を抜け出さなきゃいけない用事があるの」
「用事って……なに?」
「それは言えないわ。国家機密よ」
「こっ、国家機密!?」
「とにかく、あなたならできるわ。だって、顔がこんなにそっくりなんだもの。黙って座っていれば、絶対にバレない!」
ロゼリアの瞳は、真剣そのものだ。
わがままで強引に見えるけれど、切羽詰まったような焦りも、確かに見える。
いつもの私なら、絶対に断っている。
面倒ごとは嫌いだし、失敗するのが怖いから。
でも――。
「一日だけ! ちゃんと戻れるから! ね?」
「お、王女……?」
「そう。そして、あなたに頼みたいことがあるの」
ロゼリアと名乗った少女は、私の顔をのぞき込むようにして、人が悪そうな顔つきで唇をつり上げた。
「一日だけ――私と入れ替わりなさい」
「入れ替わるって……そんな、無理だよ! 絶対に無理!」
私は首をぶんぶんと横に振った。
いきなり鏡から飛び出してきた、自称王女さまと入れ替わる?
ドッキリだとしてもタチが悪すぎる。
けれど、ロゼリアはあきらめなかった。
彼女は私の手首をガシッと掴むと、必死な形相で訴えてくる。
「お願い! どうしても今日だけ、王宮を抜け出さなきゃいけない用事があるの」
「用事って……なに?」
「それは言えないわ。国家機密よ」
「こっ、国家機密!?」
「とにかく、あなたならできるわ。だって、顔がこんなにそっくりなんだもの。黙って座っていれば、絶対にバレない!」
ロゼリアの瞳は、真剣そのものだ。
わがままで強引に見えるけれど、切羽詰まったような焦りも、確かに見える。
いつもの私なら、絶対に断っている。
面倒ごとは嫌いだし、失敗するのが怖いから。
でも――。
「一日だけ! ちゃんと戻れるから! ね?」
