ロゼリアが「どうしても抜け出さなきゃいけない用事がある」と言っていた理由。
命を狙われる危険があるから、私を身代わりにしたわけじゃなくて……きっと彼女自身も、ここまで事態が悪化しているとは思っていなかったんだ。
じゃなきゃ、ちょっと酷すぎる!
「……信じられない」
私は拳を握りしめた。
権力が欲しいから、邪魔な女の子を殺す?
そんな身勝手な理由で、矢を撃ってきたの?
恐怖よりも、ふつふつと怒りが湧いてきた。
「ねえ、レオンハルト」
私は顔を上げた。
「はい」
「その、宰相って人は、今夜の晩餐会に来るの?」
「……はい。主催者の一人ですから、必ず出席するはずです」
「そうなんだ……」
私は覚悟を決めた。
もう、逃げない。
これは、ロゼリアの体を守るためだけじゃない。
こんな汚いやり方をする大人を、許しておけないもん。
「証拠は、この矢と手紙だけ?」
「これだけでも強力ですが……言い逃れされる可能性もありますね『盗まれた矢だ』と言われればそれまでです」
「じゃあ、絶対に言い逃れできない証拠……を見つければいいんだね」
私はレオンハルトの目を見つめた。
「犯人は、きっとまだ近くにいる。ライトとユーリウスと合流して、捕まえよう」
命を狙われる危険があるから、私を身代わりにしたわけじゃなくて……きっと彼女自身も、ここまで事態が悪化しているとは思っていなかったんだ。
じゃなきゃ、ちょっと酷すぎる!
「……信じられない」
私は拳を握りしめた。
権力が欲しいから、邪魔な女の子を殺す?
そんな身勝手な理由で、矢を撃ってきたの?
恐怖よりも、ふつふつと怒りが湧いてきた。
「ねえ、レオンハルト」
私は顔を上げた。
「はい」
「その、宰相って人は、今夜の晩餐会に来るの?」
「……はい。主催者の一人ですから、必ず出席するはずです」
「そうなんだ……」
私は覚悟を決めた。
もう、逃げない。
これは、ロゼリアの体を守るためだけじゃない。
こんな汚いやり方をする大人を、許しておけないもん。
「証拠は、この矢と手紙だけ?」
「これだけでも強力ですが……言い逃れされる可能性もありますね『盗まれた矢だ』と言われればそれまでです」
「じゃあ、絶対に言い逃れできない証拠……を見つければいいんだね」
私はレオンハルトの目を見つめた。
「犯人は、きっとまだ近くにいる。ライトとユーリウスと合流して、捕まえよう」
