小悪魔男子の甘い罠

Мさんは私の横で語り初めた。
「今日は僕に会いに来てくれてホストにありがとう。僕はホスト初めてやっと1年の駆け出しなんだ!お約束守って、時間通り待ち合わせ場所に来てくれて嬉しかったよ。僕ねXで知り合った人と待ち合わせしても、来てくれた人ってKが初めてなんだよ。会え会え詐欺だよ!みんな噓つきでひどいよな…。」

「ホストは怖いって世間では嫌がられてるけど、怖いのはさ平気で約束破ったり、裏切ったりする姫の方なんだよ…。僕はただ女性に仕える忠実なホストをやっているつもりでも、それが当たり前になってしまって、ワガママでキツイ言葉を吐くようになる姫もいる。でも、Kはすごく優しそうだから気に入って連れて来ちゃったんだ!」

「生まれて初めてホストクラブに来たから驚いただろ?僕はずっとKの横に座ってはいられないんだ。シャンパンコールの時は他の卓の応援に行かないといけないし…。それから、いろんな卓のヘルプに回らないとならないんだ。Kの横にいる時間は短いかもしれない、それでもKはこの空間を楽しんでくれているようだし。日常生活がツライKにはここは別世界なんだろう?そして僕にも癒されて楽しいだろう?」

「はい…Mさんとここにいるだけで幸せです…」

「それに僕がKをここに連れて来たのはKがまるですっぴんに近い状態でも平気でいることがちょっと気になったんだ…Kは美人なのにこのままではかわいそうだ!僕がなんとか変えてあげられないかなと思ったんだ。Kなら変われるよ!だから、僕について来て欲しかったんだ!」

「えっ!?そうだったの?」
Мさんがだけが1人でしゃべっていて、私は緊張していたせいかあまり話せませんでした。

「じゃあ!これから、僕の得意技見せてあげるよ!」と言って、Мさんは下唇に付いているリング型の
ピアスを手でおもむろに外し始めた!
私は一瞬ヒヤッとしました!Мさんの下唇が割れてしまうんじゃないかと思って不安になりました!
でも、次の瞬間Мさんはまた元通りに下唇の小さな穴にリング型のピアスをカチッとはめ込んだ!

えっ!?この人何してるの??器用な人だな〜と驚いてただ「すご〜い!」としか言えませんでした。
その日はどうやって帰宅したのかあまり覚えてません。。。Мさんがエレベーターを降りた所まで送ってくれて、それから終電前の電車に乗って帰ったような。。。

小悪魔ホストの脳内
「無理やり引きずりこんだけど、これで良かったんだ。俺にとって好都合だ!ちょうどいなくなった姫の代わりが欲しかったんだ…」

1日目の夜 終了