小悪魔男子の甘い罠

2月◯日当日TOHOシネマ前にて、「勢いだけで来ちゃったけど、こんなイケメンが本当に存在するのかな?」と不安と緊張で胸が張り裂けそうになりながら待っていました。

粉雪の降る寒い夜にその小悪魔ホストは歩いて来ました。黒いコートに長身。金の巻き髪、端正な顔!

Xで見たのと変わらない容姿のあの人が存在していました!
「Kさんですよね?◯◯のMです!じゃ、行こっか…。」

私は今小悪魔ホストと横に並んで歩いてる!!人生初!信じられない!

「僕が道案内するね。」

「Мさんて、すごく背が高いんだね!写真だと童顔だから身長低いのかと思った…。」

「それ!よく言われるよ!160cmくらいしかないんじゃないかって!実は180cmあるんだよね!」

Mさんと並んで歩いた歌舞伎町は今思いだしても、日本だけど、どこか違う国にいるような感覚でした。目に飛び込んで来たのは、立っている女性の前に土下座しているように見えるホストらしき男性が「ワン!」とないている光景でした。

その女性にとって目の前にいる男性は飼い犬なのだろう。普通の日常ではあり得ないようなことが普通に起こっている…。これが歌舞伎町なのでしょうか!?でも、私の横にいるМさんは飼い犬になるようなタイプにはとても見えませんでした。

女性にひざまずくようなタイプではない…。
少しでも油断したら、こちらが血を吸われて魂を抜かれてしまうような感じがするんです。
でも、私はそんな雰囲気のМさんは好きになってしまったんです…。

「ほら、着きましたよ!このビルの4Fにあるんだけど!」