遠い、遠い昔、まだ星々が今よりもずっと近くでささやき合っていた頃のお話です。
そこは、太陽の光さえも道を見失うような、深い、深い、洞窟の底でした。
ただ一本の蝋燭だけが、心細そうに、数千年もの間、心細げに揺らめいていました。
その揺れる灯の中に、一人の少女が座っておりました。
名はラビーネ。
彼女の肌は、氷つく月夜のように蒼く、髪は燃えたぎるの炎よりも赤く、その頭には、迷える子羊のような渦巻く角がそびえておりました。
人々は彼女を「魔族」と呼び、恐れ、神々はその力で彼女を暗闇の奥底へと閉じ込めてしまったのです。
けれど、彼女の瞳は。どんな宝石よりも、森の奥に隠された泉よりも、深く澄み渡っていました。
彼女の心には、冬の朝の初雪のような、汚れひとつない無垢な魂が宿っていたのです。
ただその姿が、神々のお気に召さなかったという、それだけの理由でした。
「さぁーて掃除も済んだし。お茶しよっーと。フン♪ フフン、フン、フフーフン♫」
……ラビーネは、驚くほどこの環境に馴染んでいました。
今も鼻歌混じりに、ティーポットからカップにお茶を注ぎながら、満足げな笑顔を浮かべています。「あっー美味しそう」
そこは、太陽の光さえも道を見失うような、深い、深い、洞窟の底でした。
ただ一本の蝋燭だけが、心細そうに、数千年もの間、心細げに揺らめいていました。
その揺れる灯の中に、一人の少女が座っておりました。
名はラビーネ。
彼女の肌は、氷つく月夜のように蒼く、髪は燃えたぎるの炎よりも赤く、その頭には、迷える子羊のような渦巻く角がそびえておりました。
人々は彼女を「魔族」と呼び、恐れ、神々はその力で彼女を暗闇の奥底へと閉じ込めてしまったのです。
けれど、彼女の瞳は。どんな宝石よりも、森の奥に隠された泉よりも、深く澄み渡っていました。
彼女の心には、冬の朝の初雪のような、汚れひとつない無垢な魂が宿っていたのです。
ただその姿が、神々のお気に召さなかったという、それだけの理由でした。
「さぁーて掃除も済んだし。お茶しよっーと。フン♪ フフン、フン、フフーフン♫」
……ラビーネは、驚くほどこの環境に馴染んでいました。
今も鼻歌混じりに、ティーポットからカップにお茶を注ぎながら、満足げな笑顔を浮かべています。「あっー美味しそう」



