その背中を見送ったあと、再び走り出す。
そしてやっと、いろんな人からの応援の言葉を胸に、風紀委員室にたどりついたのだった。
水瀬は、昨日俺たちがケンカをした場所にいた。
心ここにあらず、という言葉がぴったりな様子で椅子に座っている。
机の上には未開封という点では違うものの昨日と同じ炭酸飲料のペットボトルがおかれており、水瀬はそれを凝視していた。
「……水瀬」
「え、……悠? うわ本物だよな、今日はもう来ないかと思って――」
「ごめん!」
勢いよく頭を下げた。ここはやっぱり、思い切りのよさが大切だろ?
頭は下げたまま、昨日から今まで思っていたことを順に口にしていく。
「俺、ほんとに言いすぎたなって思ってて、それに八つ当たりみたいなところもあって、あげく水瀬の話聞かないで出て行ったし……悪かったなって、反省してます」
「悠……」



