それを証明するためにも、仲直りするためにも、水瀬が見つからないことには話にならない。
水瀬を探して学校内を走る、走る、走る。今のところあいつは見ていない。
途中、委員長とすれ違って一旦足を止めた。
「委員長、水瀬見てませんか?」
「水瀬くんは、風紀委員室にいました。探しているんですか?」
「はい。ちょっといろいろあって」
「ケンカしたんですよね。水瀬くんが篠原くんを怒らせちゃったって。あと、全然来ないからもう無理かもって、嘆いてました」
「水瀬が……」
委員長は頷いた。ますます水瀬に会わなくちゃいけないという気持ちが大きくなっていく。
「私、詳しいことは分からないんですけど、ケンカしたのであれば仲直りしてほしいです……水瀬くんと篠原くんはどっちが欠けてもダメで、二人がいてこその昼休みの見回り課だと思ってますから」
「……はい」
「だから、頑張ってください。私、心から応援してます」
委員長はやることがあるのか、それだけ言うと行ってしまった。



