「えへへどういたしまして〜。まあぶっちゃけ? しのっちって遊びに来てくれないし? どっちかって言ったら先輩不孝者だし?
でもさ、そんなしのっちもウチにとっては大切な後輩なわけね。んで、大切な後輩が困ってたら助けたくなっちゃうじゃん?」
「……ギャル先輩、」
「しのっち、お礼はいいから早く行ってきな? 仲直りは早い方がいいよ〜」
ギャル先輩に背中を押されて、歩き出した。
水瀬と仲直りするためにも、探さないと……って、仲直りってどうやるんだっけ?
ケンカした記憶と同じくらい仲直りした記憶はない――仲直りって、謝ったら終わりなのか?
仲直りに関するアドバイスを求め、次に俺が向かったのは不良後輩のいる空き教室だった。
つくづく俺は先輩や後輩に頼りすぎだと思う。が、こればかりは仕方ない。



