「また運ばれて来たよ。あの人、大葉(おおば)さんだっけ?」
「さすがに名前覚えちゃうよね。」
白いカーテンに囲まれた処置室のベッドの上。
わたしは、まだハッキリしない意識の中、看護師さんたちが話す会話を聞いていた。
「もういい加減、何回目?って感じ。」
「何でオーバードーズなんて、中途半端な事するんだろうね。」
「ただの構ってちゃんでしょ?」
「本当に死にたいなら、首でも切ればいいのに。」
「無駄な仕事増やすのやめてほしいよね〜」
怠そうに話すそんな会話に、涙も出てきやしない。
そう思うなら、助けないでよ。
放っておいてよ。
死なせてよ···―――――



