「メリークリスマスデブ!」
店長の品のない音頭で、紙コップに入れたシャンパンを手に取り乾杯。
店長はシャンパンを手に持ち1人グイグイ飲んでる…。
「店長何飲んでるんすか?お客さん来たらどうするんですか?」
あきれながら店長に言う。
「古俣君、一応制服来てて。もしお客さん来たらでてちょ〜だい。もうすぐ深夜番来るから。」
そう言いながら、店長の一発芸の腹芸を始めた…。
「ダメだこりゃ…」
俺も観念して、一応制服を羽織った。
席に戻ると、相変わらず店長は一発芸のオンパレード。女性2人はそれを無視しながら、話に夢中になってた。
「古俣さんの夢教えましょうか?」
ふいに雪ちゃんがそんな事を言った。もう顔は真っ赤になっていた。
「なあに?」
朱美さんも少し酔ってるのか顔を赤らめながら、雪ちゃんとこっちを見る。


