「ごめんね。朱美さん。」


振り返ってクスクス笑ってる朱美さんに謝る。


バックから雪ちゃんとキムタク店長がそろって出てきた。


「みずくさいじゃないか古俣君。」


コノコノ〜と言わんばかりに肘でこづいてくる。


雪ちゃんは店長の後ろに隠れながら、相変わらずニヤニヤして朱美さんをチラチラ見てる。


二人に事の経緯を話して、シャンパンを買いに来た事を告げる。


二人とも納得してない表情だったが、店長の一言で雪ちゃんも納得した。


「よく考えたら、古俣君にこんなかわいい彼女出来ないよな。」


…ひどい。


朱美さんは何も言わず、まだクスクス笑っている。


お客さんも来ないし、雪ちゃんもバイトあがりだし、外は寒いんだから、バックでみんなで飲み食いしようと、店長の提案があった。


朱美さんも快く?賛同してくれささやかなパーティーが始まった。