2人はさっきまでと違い、真面目な顔で俺の曲を聞く。
その姿が俺を緊張させる。
長い3分半だった…。
ママはもう1度再生し、聞きなおす。
「なんか面接っていうか、オーディションみたいですね…。」
緊張に耐えかねず、そう言う俺に2人は何も反応しない。
…何だよ、無視して。良い悪いってすぐ言ってくれればいいのに…。
「…詞はまだ出来てないの?」
「え?…詞ですか?まだ出来てないですけど……。この曲、好きな人に送ろうと思って作ったんです。…ど、どうですか?」
3回聞いた後、ママが突然喋りだした。
半分眠りかけてた俺は、ママの突然の問いに慌てて答える。
「ジュリーがママの為に作ったんだよな!」
「違います!!」
真っ赤な顔の店長が、面白くない冗談を言う。
……ママ、顔を赤らめてそんな目で見ないで……。(泣)


