「あ〜ら、あなたもケンちゃん?2年前来た子もケンちゃんでしょ?この間の子は今日来ないの?あの子の歌好きなのよ〜。」
「…あいつ死んだらしい。」
少し間をおいて、ママの問いに空いたグラスを差し出し答える店長。
「…そう。悪い事聞いちゃったわね…。」
そう言って、グラスに並々注いだお酒を差し返す。
「…あの〜ママ?、ママは店長とどういう関係なんですか?凄い親しそうですけど…。」
暗くなった雰囲気を変えようとママに質問してみる。
「…え?賢ちゃんと私?高校の時の同級生よ。それとバンド仲間。」
「えっ!?店長、昔バンド組んでたんですか?」
少し昔を思い出したのか、うっすら笑みを浮かべママが答える。


