席に通され、店長がいつものと言うとママはカウンターにボトルを取りに向かった。
ママが居なくなるのを見計らい、気になった事を店長に質問した…。
「店長の名前って……」
「…ん?俺か?賢司。言わなかったっけ?…店長もかって思っただろ。」
そう言うとガハハと豪快に笑った。
──店長もか…
今日1日でむかつくケンジ2人居たよ…。
自分の名前が嫌いになりそうだ…。
「あと、“今日も若いの連れて来た”って言いましたけど…」
「……ああ、2年前にもう1人の健児と来た。」
──やっぱりまたケンジだ……。
さらに追い討ちをかけられた俺は椅子から崩れ落ちそうになった。
お待たせ〜と俺の気も知らず、ママが笑顔でボトルとグラスを持ってやって来た。
ママは俺と店長の間に座った…。


