「早く入れ!」
入るのをためらう俺に、店の中から店長が催促する。
──おかまバーって…
店長の後に続いて店に入ると、1人のオカマが近づいてきた。
「あ〜ら賢ちゃん久しぶり〜!」
店長の体型によく似てて、金髪のカツラで化粧はもの凄く濃い…。
どっからどう見てもオカマです的な人が喋りかける。
「ママ久しぶり、今日もまた若いの連れて来たから。」
「ど…どうも。」
店長に紹介され、ママと呼ばれた化け物に顔を引きつらせながら挨拶。
こちらへどうぞと店の奥にあるテーブルに案内される。
店内は薄暗いが、思ってたより広くお客さんもそれなりに入っていた。
壁一面色はピンクで、テーブル、ソファーは白で統一されていた。
何より驚いたのは女性のお客さんが多いことだった。


