冬のサボテン

咲「・・・」
真弥「はい、これどうぞ」
咲にホットミルクの入ったカップを渡す真弥。
咲「ありがとうございす。いただきます」
ホットミルクを飲む咲。
真弥「どう?」
咲「おいしい。このホットミルクおいしいです」
真弥「本当?」
咲「うん」
真弥「良かった。久しぶりに作ったから、ちょっと心配だったんだ」
咲「本当においしいです。でも、真弥さんがここでバイトしてたなんて知りませんでした」
真弥「もう5年くらい前だからね。俺もよくマスターにホットミルク作ってもらってたんだ」
咲「そうなんですか」
真弥「マスターの作ったホットミルク、めっちゃくちゃおいしくて。俺もマネして作ってたんだ」
咲「これ、マスターのより全然おいしいですよ」
真弥「ありがとう」
時計を見る真弥。