真実が導く〝真実〟    ―感情―

「きゃああああああ!!本物だ、本物だーー!!」

騒ぐミナ。

けれど途中でハッとしたように、

「なんでこれ、手に入れられたの?」

と聞いた。

「わ、私ってさ……実は、ベッキーさんの編集者さんの知り合いなんだよね」

編集者さん……知り合い。

「そうなんだ!?羨ましい〜、ね、ね、これあたしに貸してくれないっ?」

「ごめん、クラスの子に貸す約束しちゃったの。そのあとも、予約でいっぱい」

「そっかぁ……だったら、1番最後でもいいから必ず貸して?」

「分かった」

「やったーー!! ありがと桜井さーん!!」

ミナと桜井さんの会話は、ほとんど耳に入ってこなかった。