真実が導く〝真実〟    ―感情―

– –「桜井さん。次は、ぶしつけで悪いですが…ユウカが亡くなった日…つまり、事件当日。あなたはどこにいましたか?」

その質問に、彼女の目が泳いだのは火を見るより明らかだった。

「ど、どこって…あんた、私を疑ってるの!?」

「少し気になっただけです」

「警察官でもないくせに、偉そうに言わないでよ!!」

「私の両親は元警察官ですが」

「……っ」

黙りこむ桜井さん。

彼女には悪いが、私はもっと桜井さんを追いこんだ。

「それに、そんなに答えられないということは……なにかやましいことをしていた、と受け取っていいですか?」

「ち、違うって……!!分かった、言うよ……わ、私は家にいた」

髪をいじりながらそう答えた彼女。