真実が導く〝真実〟    ―感情―

すると、予鈴が鳴った。

私はクシを折りたたんでポケットに戻し、手で少し木村さんの髪を整える。

「ごめんなさい、不器用なのであまりうまくはできなかったけど……」

「全然だいじょうぶ。ありがとう、本田さん」

「こちらこそ。じゃあね」


木村さんの様子にどこかに心に引っかかる部分を感じながらも、私は3組へと戻って行った。