真実が導く〝真実〟    ―感情―

「それが公になったら、死んだユウカの評判が落ちちゃうでしょ? 『鈴城優佳って、そんなやつと仲良かったんだ』ってなったら本田さん、責任取れるの?」

「…あ」

たしかに……そうだ。
もし桜井さんに言わず、すぐに先生に裏クラスラインのことを言っていたら……その先を考えて、心底ゾッとした。

「そうでしょ?それに本田さんって、よく2組にきてユウカと仲良さげに話してたじゃん。でもユウカは死んじゃったでしょ?そのうえもし悪い噂が広がるのは、さすがに防ぎたいでしょ?」

「…はい。でも、桜井さんが……」

「私は平気………………だって、アイツらの悪口は、私にとって〝物語のアイディア〟になるから」

「……へっ?」

なに、言ってるの?