真実が導く〝真実〟    ―感情―

数々のひどいメッセージに、私はあぜんとした。


桜井綾さんは、ユウカの幼なじみ。

ユウカ自身から何度か彼女の話を聞いたことがある。

優しくて気配りができる、自慢の幼なじみなんだと。

そんな桜井さんが、陰で悪口を言われてるなんて……!

「ユ、ユウカはこのこと、知ってませんよね?」

「もっちろん。ユウカは桜井と幼なじみだから、知られたら絶対に止められちゃうし」

「うっぷんばらしで悪口言ってるのに、そんなんなったらやだし〜」

「……なんで、悪口を……」

「ハァ? そんなのウザいからに決まってんじゃん!」

眉間にしわを寄せた2人。

「アイツ、人気者だったユウカと幼なじみなのをいいことに、ユウカに嫉妬してんのかなんなのかひどい態度取ってんの。それが許せないんだよねえ」

「だからって裏クラスラインで悪口を言うのは違うと思います」

キッパリとそう言う。

だが2人は顔を見合わせると– –ププッと吹き出した。