真実が導く〝真実〟    ―感情―

「さ、この話は終わり!」

パンッと手を叩いたお母さん。

「よし、食べるぞー!」

手つかずだったトンカツにがっつくお父さん。

「お父さん、はしたないわよー」

「おお、すまないすまない!」

「まったく。ほら、マミも早く食べなさい?」

「…うん」

トンカツは、〝カツ〟という文字が入っているから、受験などの願掛けに使われることが多い。


– –なら– –ユウカ殺しに真犯人がいるとして、その真犯人に、勝ちたい。

いや、勝つ。

そう決意をこめて、私はトンカツにかぶりついた。