真実が導く〝真実〟    ―感情―



そして今日、ここに私たち以外だれもいないのをいいことに– –ミナにだけ、すべてを話した。

ユウカの遺体の第一発見者は自分で、そこで数々の違和感を感じたことなど。

ちなみにこれらは、『所詮は子どもの意見』って鼻で笑われることは目に見えているから、ミナ以外にだれにも話していない。

そしてすべてを話し合えると、ミナはしゃけおにぎりをごくんっと飲みこみ、口を開いた。

「マミ、天才だよ!ぜっったいそれが真実!」

「褒めすぎだって、ミナ……」

「いや褒めすぎじゃないよ!でも全校集会は鈴城さんは強盗に殺された、って校長先生は言ってたよね?だから早く、それを先生に伝えようよ!そうすれば警察の人だって考え直してくれ– –」

「ミ、ミナ待って!」

立ちあがりかけたミナの肩をつかみ、座り直させる。

「強盗に殺されてないハッキリした証拠なんてないよ。ユウカの財布も盗まれてたみたいだし。それに仮に私の考えが正しかったとしても、真犯人がだれかなんて見当もつかないよ。だから今のまま先生に私の考えを言っても、信じてくれないと思う」

ミナが、ハッとした顔になった。