真実が導く〝真実〟    ―感情―

「……っ」

その場に倒れこみそうなのを、必死でこらえる。

涙は出ない。

ただ、ユウカの〝死〟を心が受け止めるまでの時間が、遅いのだろう。

体では、分かってるけど。

のろのろと立ちあがると、足になにかが当たった。

「…?」

下を見ると、ペンケースの中身が散らばっていた。

足に当たったのは、その1つみたい。

そこでやっと気づいた。

ユウカの遺体ばかりに気を取られていたけど、部屋中がまるで嵐にでも遭ったかのようにゴチャゴチャしている。