真実が導く〝真実〟    ―感情―

そう考えた瞬間、何者かのことなんて頭から吹っ飛んだ。

ダメだ、まずはユウカだ。

何者かはユウカの安全を確認したあとに追いかければいい。

それに何者かが刃物でも持っていたら、私だって危険。

そもそも一欠片しかないかもしれないが、あれはユウカ、もしくはユウカの両親の可能性だってある。


あの物音は、誤ってたくさんの物を落としてしまったから。

玄関の扉が開いていたのは、ただ忘れただけ。