真実が導く〝真実〟    ―感情―



私は本間中学校の1年生、本田真実。

真実と書き、まみと読む。

そして今、私は同級生の鈴城優佳の家に来ていた。

私は3組、ユウカは2組でクラスは違うけど、顔を合わせればふつうに話す仲。

そして今日は、ユウカの誕生日。

1時間くらい前にユウカの家に一度行ったんだけど、誕プレの存在をすっかり忘れて帰ってしまったのだ。

ユウカに電話をして、誕プレのことは言わなかったけど戻ることを伝え、本日2回目の鈴城家にやってきた。


だけど、肝心のユウカが全然出て来ない……。

私が戻って来ると分かってて、どこかへ出かけるはずがないのに……ユウカの性格的にも。

もしなにか急用ができたとしても、連絡くらいくれるはずだ。

スマホを確認するけど、音声通話をした記録が最後。


そう思いながら、私はなにげなく扉の取っ手に手をかけた。