真実が導く〝真実〟    ―感情―




ユウカの死体を囲むように不自然なほど散らかった部屋に、不釣り合いなきれいな本棚。

それらを残し、私は部屋を飛び出した。

だれかに遭遇しても、〝ユウカに会いにきただけ〟を装うため、自然に見える感じで、だけど少し早足で階段を降りる。

1階の床に立つと、キョロキョロとあたりを見渡し– –だれもいないことにホッとして、鈴城家から出て行ったのだった。