──本日は『流された記憶』出版三十周年記念ということで、著者の矢島幹久さんにお話しを伺いたいと思います。矢島さん、今日はよろしくお願いします。
矢島幹久(以下、矢島)「よろしくお願いします」
──早速ですが、矢島さんのご出身は布師ヶ浜なんですよね。
矢島「はい。高校まで過ごし、都心の大学を卒業してからそこで出版社に就職しました」
──そこで敏腕編集者として有名になられたと。
矢島「敏腕かどうかはわかりませんが(笑)、皆さんのおかげで編集者としてやっていけるようになりました」
──三十年前もバリバリ働いておられたんですよね?
矢島「そうですね。あの頃は徹夜が当たり前になってまして、今思うと恐ろしい話ですよ」
──突然倒れてそのまま……という話もありますからね。
矢島「そう考えると僕は運がよかった。あのときも運がよかったなって言われることが何度かありました」



