そのスレッドに投稿されていた方法は……一週間はかかるものや夢を意識するもの、鏡を使うものなどたくさんのやり方があった。
そのどれもが時間がかかったり、手に入れるのが大変なものがあったり。
すぐには実行できそうにない方法ばかりだった。
うーん、やっぱりそう簡単には見つからないか……。
私はノートに書き写す手を止めて小さく伸びをした。
──ピンポンパンポーン
『ただいまより、一階でブックトークを開催いたします。震災をテーマにした有識者による解説を──』
淡々とした女の人のアナウンスが流れる。
ここは沖白の図書館で、私がいるのは閲覧室だ。Wi-Fiが通っているここでは、ノートパソコンや教科書を散らかした大学生や、虫眼鏡を片手に事典とにらめっこしてるおじさんもいたりして、そこそこ賑わっている。
早朝からお祖父ちゃんにお願いして、最寄りの駅まで送ってもらったあと電車に揺られてはるばるやってきた。



