n回目のリフレイン




 暑い。


 キツい。


 汗ダラダラ。


 神社までたどり着いた私の脳内はこんな感じ。誰だ神社に行ってみようとか言ったの。私か。


「きっつ……」


 苔むしてあちこち緑色になった鳥居をくぐり、なっがい階段をやっとのことで登った。最後の一段に両足を乗せた私の目の前に、屋根が半分崩れた神社がある。

 神社じゃなくて……お社? 本殿? よくわからないけど、誰も手入れしてないのはすぐにわかった。


「うわ賽銭箱ボロッボロ……」


 思わずひとり言をつぶやいた。枠組みは折れて中が丸見えになった賽銭箱は、枯れ葉に土が被さってお金なんて一円もない。

 神主さんは亡くなっちゃったのかな。

 亡くなったとして、役所の人とかが掃除したりしないんだろうか?


 考えてもどうしようもないことを考えながら、神社の三段しかない階段の辺りに腰を下ろした。

 ……がっつりと座るのは嫌なので、ちょっとだけお尻をつける。これでショートパンツはそこまで汚れないだろう。