〈照屋さん、大変なことになってるんだね〉
〈ああ。お前が君塚とうちの娘を引き合わせたせいでとかそのうち言われないか心配だよ〉
〈言いそう〉
打ち合わせで、一時間に一回は連絡しないといけないのだと苦笑していた原嶋さんを思い出した。
あれだけ過保護に育てた娘が、結婚して幸せな家庭を築こうとしているのを見て感無量だったろう。
その未来は無惨にも打ち砕かれた。
だから、反転して暴走してしまったのは理解できる。
時間が少し経てば落ち着くんじゃないかと、ポジティブに考えようと思ってたけど……それはもう難しいかもしれない。
〈それでもできるだけ話し合ってみるよ〉
〈そうだね、話し合って理解してもらえるならそっちのほうがいいし〉
大賀くんや原嶋さん、そして照屋さんを含めた親戚の人たちによる人海戦術が効くことを祈ろう。
私はそろそろ仕事だという大賀くんにスタンプを送り、スマホを閉じた。



