ポカポカとした日差しが降りそそぎ

青々としげった木々がそよ風に吹かれ
木の葉の奏でる音と
小鳥のキレイな歌声が森に響きわたっていた




その森の開けた場所に

日差しに負けないほどキラキラと輝きを放ち

絹のような艶やかなプラチナブロンドを扇状に広げて横たわっている女がいた






一匹の小鳥がその女の様子をうかがうように近づいてきて


それにつづくように一匹二匹と他の動物たちも近寄ろうとしていると





木々を掻き分ける音がかすかに聞こえてきた



その音を聞き動物たちは逃げさり

音が徐々に近寄ってきて
木々の間から一人の男が現れた



その男は中央に横たわっている女に近づき



しばらく眺めていると
腰をおろし女を抱き上げ
来た道を戻っていった