「聞いてよ。お兄様ったら学園を抜け出して、わたしたちのお茶会にわざわざやってきたんだから」
「あらあら。ゼリックは本当にリビーのことが大好きね」
ママは瞳を輝かせると、ニコニコと嬉しそうに笑いはじめる。
「笑い事じゃないよ! このままじゃわたし、お兄様のせいでお嫁に行けないもの!」
「え〜? いいじゃない、結婚なんてしなくても。リビーがいなくなったら、ママたちとっても寂しいわ」
(ああ、この親にしてあの兄あり……)
借りにも貴族なんだから、娘(しかも養女)に対して『結婚しなくていい』とか言っちゃいかんでしょうに。でも、冗談じゃなくて本気で言ってそうな感じがまた、なんとも恐ろしいところだ。
だけど、このぐらいでめげていては復讐なんてできっこない。わたしはキッと顔を上げた。
「あらあら。ゼリックは本当にリビーのことが大好きね」
ママは瞳を輝かせると、ニコニコと嬉しそうに笑いはじめる。
「笑い事じゃないよ! このままじゃわたし、お兄様のせいでお嫁に行けないもの!」
「え〜? いいじゃない、結婚なんてしなくても。リビーがいなくなったら、ママたちとっても寂しいわ」
(ああ、この親にしてあの兄あり……)
借りにも貴族なんだから、娘(しかも養女)に対して『結婚しなくていい』とか言っちゃいかんでしょうに。でも、冗談じゃなくて本気で言ってそうな感じがまた、なんとも恐ろしいところだ。
だけど、このぐらいでめげていては復讐なんてできっこない。わたしはキッと顔を上げた。



