自宅に帰ったわたしは、早速行動を開始した。
「ママ、お兄様は早く婚約者を見つけるべきだと思うの!」
わたしがそう力説すると、ママは「まあ……!」と首を傾げた。
「帰ってくるなりいったいなにを言い出すかと思ったら……アインハード殿下とのお茶会でなにかあったの?」
ママはそう言ってわたしの頭を優しく撫でる。引き取られてから十一年経ってもママは若々しく、春のお花畑みたいな温かくて明るい人で、さすがはゼリックの母親という感じだ。……脳天気すぎて時々心配になるけど、そういうところまで含めてわたしはママが好きだった。
「ママ、お兄様は早く婚約者を見つけるべきだと思うの!」
わたしがそう力説すると、ママは「まあ……!」と首を傾げた。
「帰ってくるなりいったいなにを言い出すかと思ったら……アインハード殿下とのお茶会でなにかあったの?」
ママはそう言ってわたしの頭を優しく撫でる。引き取られてから十一年経ってもママは若々しく、春のお花畑みたいな温かくて明るい人で、さすがはゼリックの母親という感じだ。……脳天気すぎて時々心配になるけど、そういうところまで含めてわたしはママが好きだった。



