復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

(ゼリックの理想がわたしって……)


 考えながら、心臓がドキドキと高鳴りはじめる。
 ゼリックがわたしを溺愛しているのは知っている。だけど、今わたしたちがしているのは恋愛対象に関する話だもの。そんな回答がくるとは夢にも思っていなかった。


「ゼリック、リビーが聞いているのは理想の妹像じゃなく、結婚相手の好みの話だぞ?」


 アインハードにとってもゼリックのこたえは予想外だったらしく、ほんのりと頬を染めながらそう尋ねている。


「別に間違っていませんよ。僕にとっての理想の結婚相手がリビーというだけです」

「えええ?」


 ゼリックは一切照れることなく、サラリとそう返事をした。これ、冗談で言っているんじゃない。多分本気だ。