復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

「ゼリックがこんな調子なんだ。リビーは将来結婚できないんじゃないか?」

「そんな!」


 冗談でもそんなこと言わないでほしい。というか、わたしはアインハードと結婚して、ジルヴィロスキー王国に復讐をするつもりなんだから!


「リビーには僕がいるだろう?」


 ゼリックがわたしを撫でてきた。……わたしもう十一歳なんだけど。赤ん坊の頃と扱いがちっとも変わっていない。


「というか、おまえのほうはどうなんだ? そろそろ婚約者を見繕うべき時期だろう?」


 アインハードが指摘する。


(これだわ!)


 その瞬間、わたしは雷に打たれたような気持ちに駆られた。