復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

「誤認もなにも、リビーは王太子妃候補だろう?」

「えっ? そうなんですか?」


 わたしは思わず身を乗り出してしまう。


(なによ、わたしの復讐計画も少しは前進しているんじゃない!)


 ちっとも知らなかったけど、ちゃんと前に進めていたんだ! 努力は無駄じゃなかったんだ! そう思うと目頭が熱くなってくる。
 だけど、ゼリックは眉間にシワを寄せ、アインハードを睨みつけた。


「違います。僕が認めていませんから」

「……本当におまえは過保護だな」


 アインハードはそう言うと、わたしへと向き直った。