復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

(よし)


 いよいよだ。いよいよわたしの復讐が本格的に始動する。
 城についたわたしは、ペチペチと頬を叩いてからアインハードの待つ部屋へと向かった。緊張と興奮から心臓がドキドキと高鳴っている。清らかで美しい白いドレスが、重厚な甲冑のように感じられた。


 案内を受けて部屋に到着したわたしは深呼吸を一つ、ドアをノックしようとする。

 とそのとき、背後から「リビー」と声をかけられ、大きく飛び上がってしまった。


「なに? なんなの?」


 驚きながら振り返ると、そこにはわたしの予想外の人物が立っているではないか。


「ダメだよ、一人でこんなところに来たら」

「お、お、お兄様!?」